視野を広げた転職活動を!

介護職未経験者が福祉業界に転職するときには、一般的な介護施設だけでなく、障害者施設も候補として考えてみてはどうでしょう。
障害者施設は、身体障害者や知的障害者が自立した生活を送るために利用している施設で、基本的な業務は一般的な介護施設と大きな違いはありません。

ただし、施設によっては、重度の身体障害がある方が入所しているところもあるので、身体介助で体力を要したりすることがありますし、知的障害者のサポートを行っている施設では、コミュニケーションの工夫をしなければならないところもあります。
高齢者介護と障害者支援のどちらが合っているのかは、人によって違いがあるかもしれませんが、困っている人を手助けする仕事がしたい方は、双方の施設の情報収集をしたり、施設見学をしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、障害者施設で働くことを選ぶメリットとしては、給与水準が高めだという点が挙げられます。
月給については、高齢者施設とほぼ同じ水準になっているものの、特別な手当が数万円単位で得られることもあるので、一般的な介護施設で働くよりも手取りは高くなります。

また、重度の障害を持つ方や、知的障害を持つ方が共同で生活している入所型の障害者施設では、夜勤があるので、それによってさらに収入をアップすることが可能ですし、資格支援が充実しているところなら、資格取得をすることで資格手当も得られます。
人材育成に力を入れている施設では、障害者ケアに関わる資格の取得を支援してくれるので、高齢者施設と併せて、障害者施設も選択肢に加えてみると、チャンスはさらに増すのではないでしょうか。